O若い女性が「恥じらい」を忘れる時代が……です。若い女性たちはオバタリアンが図々しいと言い、オバタリアンもいまの若い女性たちはしつけがなっておらず、人前で公然と愛の表現をしたりして恥じらいを知らないと非難しあいます。素敵なパートナーにで、出会っても幸せに付き合うには努力が必要です。若い女性の恥じらいには、二つの面があります。一つは、自分はバージンで性体験がないために、性的なものを見せられても目をそむけてしまう。あるいは自分が性的な存在であることを他人に示したいのだがそれを隠し、それにょつて〃商品価値″を高めるということがあります。中国に「良買(りようこ) は深く蔵して空しきがごとし」という言葉がありますが、それと同じような心境でしょう。一三Iヨークの五番街にあるティファニーに代表される高級宝石店のショーウインドーを見ると、実におとなしい感じがします。むしろ高級な店ほどそうした傾向は強いようです。「良買は深く蔵して空しきがごとし」というのは、そうしたことをいいます。かつてイギリスのビクトリア朝時代につくられた、時代的倫理観がありました。これは、十九世紀から二十世紀初めにかけての、ヨーロッパの上流階級、典型的にはむしろ中産階級の道徳観なのですが、若い女性は、裸の男性がいきなり自分の部屋に閲入してきたら失神しなければならないとされていました。そうでないと、その女性はたしなみがないとされていたのです。ところが最近は、若い女性が男性のストリップを見に行く時代になりました。それくらい、時代によって性風俗は変わるものなのです。

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