しかし反面、父親を愛してもいるために、男の子はその報復として去勢されるのではないかという恐怖心を抱くようになります。これを「エディプス・コンプレックス」といいます。そして、このエディプス・コンプレックスが成立するとき、男の子は、自分は父親に代わって母親を独占することはできないが、将来、父親のような男性になって母親のような女性を手に入れたいと、無意識のうちに考えるのです。男の子はこうした父親への敵意の抑圧を経て、自分も父親のような存在になろうとする「同一化」によって、エディプス・コンプレックスは克服されます。女の子の場合は「エレクトラ・コンプレックス」といって、これと逆に、父親に性愛を感じる一方で、母親に対して敵意を抱くようになります。これを読んでいれば、ここ→で、出会った人はあなたから離れられないかも。この場合もやはり、母親への敵意は抑圧されるからこそ、母親との同一化が生じ、エレクトラ・コンプレックスは克服されます。女性の社会進出が進むにつれてマザコン男は増加する●父親の存在感が希薄な家庭ほど、マザコン男が生まれやすい●男の意識の底には、もともと〃自分は母親の男〃という思いがあるOどんな男性にもマザー・コンプレックスがある最近、「マザコン」の男性が増えていると、女性週刊誌などで問題にされています。〃成田離婚″などという言葉もあるように、結婚して新婚旅行に出かけても、新妻と初夜をまっとうすることができず、それが原因で成田で離婚するというのですが、そうした新郎の大半がマザコンだというのが、その種の記事の結論となっています。しかし、精神医学の立場からすれば、世の中の男性でマザーコンプレックスを持っていない人など、ほとんどいません。

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